Whenever Wherever Festival 2010

岸井大輔|会議を劇場作品にする道



4月28日、劇作家、岸井大輔氏による「会議を劇場作品にする道」シリーズの第1回が行なわれました。

まず岸井氏により、会議を劇場作品として上演するための本シリーズにいたる経緯とそのコンセプトが、ハンナ・アレントを参照し、Labor(生命)/Act(関係)/Work(世界)の概念を用いてプレゼンテーションされた後、その具体的方法となる、二つのインストラクション(指示書)が検証されました。岸井氏と、イェレナ・グラズマン氏(2回目以降参加)によるそれぞれのインストラクションについて、前者は実演を交えて、パフォーミング・アーツにおける「現在」とは何かや、参加者全員が当事者となりうる、会議における観客のポジションへの問いを含むディスカッションが行なわれました。そして、次回以降、参加者からもインストラクションの提案を募ることが告げられました。

「会議を劇場作品にする道」は、5回(予定)の公開ブレーンストーミングを経て、7月11日にWWFesにてパフォーマンスされます[終了しました]。

report by 印牧雅子


出演:岸井大輔、木室陽一、トチアキタイヨウ ほか

2010年4月28日
アサヒ・アートスクエア

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Photo: Photo:Body Arts Laboratory

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