Whenever Wherever Festival 2011

工藤丈輝|続舞踏機略

舞踏テクニック・レパートリー

7/25[月] 10:30-12:30
7/26[火] 10:30-12:30
7/27[水] 10:30-12:30
各2,000円

会場:森下スタジオ Sスタジオ

流行るものは廃れる。と言うことは、もとから流行と関わらないものは、廃れようもない。
多くは時代の好みに押し流され、期限切れが来れば過ぎ去った社会現象としてとらえられる。
何もない0地点から肉体の深層に沈む無意識を問い質すものは、いつの世にもどの土地でも鮮烈でありつづける。
人の世が変わるようには肉体は変わらない。

本年もこの会は稀少価値であることを願う。万古不易の稽古場は、無期限で身体にひそむ天然物を採取する事業に明け暮れるだろう。
人体の元素には水あり、土あり、火あり、気がある。その幾重もの組み合わせにより、踊り児は世界を映す一個のドラマにもなれる。

改めて、単純な事実を驚異の眼をもって見つめなおすときが来たようだ……。

1. 準備体操……重力を制し、軽さを獲るために。(柔軟は各自すませておくこと。)
2. 実践……重さと軽さ、湿りけと渇きのヴァリエーションで作られる人物。


工藤丈輝|Taketeru Kudo
舞踏家
1967年東京生まれ。慶應義塾大学仏文科卒。在学中より玉野黄市に師事。和栗由紀夫作品に出演ののち、92年よりソロ活動開始。95-98年、山海塾参加。元藤あき子主宰の新生アスベスト館では2003年の封印まで舞踏手のみならず作舞まで手がける。近年はソロを主軸に世界各所を持続的に公演して周る。

Photo: Photo:Body Arts Laboratory

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