Whenever Wherever Festival 2011

スタジオラボ

ケンジル・ビエン
キュレーター:東野祥子

倉田翠
キュレーター:山田せつ子

新宅一平
キュレーター:東野祥子

アフタートーク
ゲスト:東野祥子、山田せつ子
司会:山崎広太


キュレーターが、可能性のある新人振付家、また長年ダンスに関わってきたダンサーに振付の可能性を与えるためのプログラム。

ケンジル・ビエン(キュレーター:東野祥子)|ケンジルさんは作品を作ることが初めてで、そのような人にチャンスを与えるためにあるスタジオ・ラボ。何かしでかしてくれそうな雰囲気があり、ヨーロッパでは受けそうなムーブメントと体質を持っている。まだ作品として成り立っていないが身体の世界観はある。振付の苦労も知ってくると思うけど、将来が楽しみだ。

倉田翠(キュレーター:山田せつ子)|反復の作品。2週間前の公開リハーサルよりは、二人の関係性が深まった。その凝縮した関係なのにも関わらず、途中でビートルズ。それから一気に緊張の糸が解れてしまった。反復を用いるとすればローザスの実践を超えるものとして考え、それ以上のことができなければ。まったく違った作品になったとしても、それができるスタジオ・ラボでありたい。

新宅一平(キュレーター:東野祥子)|「桜」の歌を徹底的にテーマにした作品。とても好感が持てる。良い作品は大体において徹底性がある。そしてスリラーの曲をバックに踊りながら桜の曲を歌う。ダンサー同士の関係性も良い。スリラー以降、作品に対しての出し方がパターン化していることに気がついてくる。せっかくダンサーもいいので、もっとダンサーのキャラクターが爆発するような作品を見たくなった。

report by K.Y.


《エアロドローム》
振付:ケンジル・ビエン
出演:ケンジル・ビエン、恒松光、CAORI、オグラコブラ
ロボット:清水郁雄
音響:矢代諭史
照明:筆谷亮也

《私の今日は彼女の今日より二時間ばかり長い》
演出:倉田翠
出演:倉田翠 松尾恵美
音楽:玄済一

《さくら(復唱)》
振付:新宅一平
出演:江角由加、王下貴司、新宅一平、手代木花野、羽太結子

2011年7月30日
森下スタジオ Cスタジオ

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Photo: Photo:Body Arts Laboratory

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