Whenever Wherever Festival 2014

DekNobo:非人間型人間(ポルターガイスト型)ロボット

performance/roundtable|特別研究発表・デモ+シンポジウム

発表:岡﨑乾二郎(造形作家・批評家)
シンポジウム:田中正之(西洋近現代美術史)、林道郎(美術批評家)、松浦寿夫(画家・批評家)、岡﨑乾二郎

《I love my robots》
2007

9/19[金]18:30-21:30
2,000円[予約]
森下スタジオB

[定員に達したため予約受付を終了しました。開演30分前より当日券の受付を開始いたします]

特別研究発表・デモ|ドローイングの内的把握
トリシャ・ブラウンとのコラボレーション《I love my robots》(2007)で使用されたデクノボ(DekNobo)は、ノーテーションとして描かれたドローイングの軌跡をそのまま運動として再現、実装化したロボットだった(ダンサーが、過去の自分の動き=自身が描いたドローイングの軌跡とともに踊る)。一方でコンタは他者の描画過程をそのまま内的体験として復元、再生する装置である(自分が描いたのか他者が描いたのか、の分別が不明瞭になる)。ダンス/身体の根源的な領域を実証的に探索し、刺激を与え続ける最新研究の実演を含む特別公開プレゼンテーション。
制作スタッフ:辻田勝吉、矢吹耕平

シンポジウム|時間の階梯(としての制作行為)
空間芸術か時間芸術かという、かっての区分はもはや無効となっている。一見スタティックな美術作品も時間芸術としてみなされるのは当然ともなった。このセッションでは美術作品に織り込まれた時間を読み解く。
作品(ダンス、サッカーを含む)の生成過程は、決して連続した時間ではない。無数の異なる時間スケールの幾度もの切り返し、包摂、逆転を含んでいる。こうして作品は論理階型の入れ子状に錯綜した構造として成立する。

【参考動画】
【関連記事|Asakusa Art Studium|2011】


岡﨑乾二郎|Kenjiro Okazaki
造形作家・批評家
1955年東京生まれ。82年パリ・ビエンナーレ招聘以来、数多くの国際展に出品。2002年にはセゾン現代美術館にて個展。同年「ヴェネツィア・ビエンナーレ第8回建築展」(日本館ディレクター)、現代舞踊家トリシャ・ブラウンとのコラボレーションなど、つねに先鋭的な芸術活動を展開。著書に『ルネサンス 経験の条件』(文春学藝ライブラリー)など。作品集に『Kenjiro Okazaki 1979-2014』(BankART 1929)。

田中正之|Masayuki Tanaka
1963年東京生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業、同大学修士課程を経て、1990-95年ニューヨーク大学美術史研究所に学ぶ。国立西洋美術館勤務の後、現在、武蔵野美術大学教授および美術館・図書館長。専門は西洋近現代美術史。キュレーターとして『ピカソ:子供の世界』展(2000年)、『マティス』展(2004年)、『ムンク』展(2007年)などを担当。論文としては、「マン・レイにおける女性の目の表現と〈不気味なもの〉」(『美学』、1999年12月)などがある。

林道郎|Michio Hayashi
1959年函館生まれ。美術批評家。コロンビア大学大学院美術史学科博士号取得。現在、上智大学教授。主な著作に『絵画は二度死ぬ、あるいは死なない』(ART TRACE、2003-09年)。共編書に『From Postwar to Postmodern: Art in Japan 1945-1989』(New York: The Museum of Modern Art、2012)などがある。『アジアのキュビスム』展(東京国立近代美術館、2005年)にはキュレーターとして参加。

松浦寿夫|Hisao Matsuura
1954年東京生まれ。画家、批評家。東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。現在、東京外国語大学教授。著書に『ア・クロニック 1982‐2012 』(平凡社、近刊予定)、共著に『絵画の準備を!』(朝日出版社、2005年)。編著として『シュポール/シュルファス』(水声社、1984年)、共同編著として『モダニズムのハード・コア:現代美術批評の地平』(太田出版、1995年)など。なびす画廊などで個展多数。

Photo: Cecil Pitois

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