Whenever Wherever Festival 2011

舞い上がる「私」の理論

言葉と身体

8/4[木] 19:00―|1,500円(「言葉と身体」プログラム共通券) 
会場:アサヒ・アートスクエア

企画:
宇野良子(言語学)
河村美雪(アート)
鈴木啓介(脳科学・人工生命)
石山星亜良(デザイン)
林叔克(ロボティクス・生物物理)

出演:
大森葵(ダンス)
大森郁(ダンス)
大森茜(ダンス)
伊東沙保(俳優)

テキスト:
円城塔(作家)


ダンスを通じた言語学。二人の交す「会話」の中に潜む、意識の流れを、ダンスにし、また、ダンスを会話に戻す。実験でもあり、ダンスでもあり、「詩とは何か」という問いかけへの答えでもあります。


宇野良子|Ryoko Uno
認知言語学者
東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻修了。博士(学術)。現在は、東京農工大学大学院・言語文化科学部門・専任講師。 言葉は情報を伝えるためだけではなく、相手と場を共有していることを確認するために用いられるのだ、という観点から、文法の構造を分析している。近年は、人工生命や自然言語処理などとの共同研究で、言語のダイナミズムを扱う新しい方法論の構築を目指している。著書「Detecting and Sharing Perspectives Using Causals in Japanese」(ひつじ書房、2009)。

河村美雪|Miyuki Kawamura
美術作家
2000年のブラジルでの企画展覧会をきっかけに各地で映像、ハプニング、インスタレーション、パフォーマンス、映像、インタビュー作品を国内外で発表。2006年にアートパフォーマンスカンパニー「Co.うつくしい雪」を設立し、インタビュー・ショウを発表。以後、言葉、動き、記憶、時間、空間を扱い、イマ・ココ で作り替えられ続けている外側と心の相互作用を通して「世界の見え方が変わる瞬間」を作る。2008年より認知言語学との共同ワークショップを不定期に宇野良子氏とスタート。

鈴木啓介|Keisuke Suzuki
脳科学・人工生命、理化学研究所脳科学総合研究センター研究員
1978年生まれ。2007年東京大学大学院修了、博士(学術)。現在は理化学研究所にて人の現実感覚を揺らがせる仮想現実装置を開発し実験を行っている。大学院時代の人工生命の研究から一貫して、細胞から脳にまで現れる自己同一性と自律性に興味を持つ。

石山星亜良|Seara Ishiyama
1988年生まれ。2011年多摩美術大学美術学部情報デザイン学科卒。

林叔克|Yoshikatsu Hayashi
ロボティクス、生物物理
1976年生まれ。Lund university, Physical Chemistry 博士課程修了(Ph.D.)。現在は、立命館大学理工学部ロボティクス学科助教。生物は、生体高分子、細胞、脳、身体と各レベルで周りの環境に適応しているが、各階層とその統合における適応メカニズムを研究している。現在は、ロボティクスの技術を用いて、人の身体ダイナミックスを摂動し、同時に脳計測を行うことで、脳・身体間のループの環境適応を調べている。

Photo: Photo:Body Arts Laboratory

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