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舞踏家
1952年、東京生れ。戦後の日本が生んだ独特の舞踊ジャンルとして国際的に評価されている「舞踏」の創始者、土方巽直系の舞踏家。72年に土方巽に師事してから今日まで、江戸小紋の染職人として働いた8年間をはさみ、25年以上の舞踏暦をもつ。師没後、数年間の海外での公演活動を経て、90年より自らのグループ「和栗由紀夫+好善社」を主宰、東京を中心に群舞やソロの作品を発表し続けている。
「舞踏譜」の存在を弟子の立場からはじめて公にしたCD-ROM「舞踏花伝」を98年に発表したことは、土方巽の作舞法に焦点をあてた舞踏再評価の契機をつくった(2006年、DVD版としてバージョンアップ)。以来、土方舞踏を生きた形で次世代に伝えるキーマンとして、国内外の大学や研究機関、ダンスフェスティバル、ワークショップなどに招聘される機会がとみに増えている。
Photo: Photo:Body Arts Laboratory