Whenever Wherever Festival 2015

アジア的身体について 3

1/25[日]17:30-21:00
2000円(プログラム2+3:3000円)
森下スタジオ A

映像上映・レクチャー

「チベット密教舞踊における反スペクタクル」
佐藤剛裕(チベット文化史研究)

チベット密教舞踊は、大寺院では寄進を募るための見世物としての性格を帯びていったが、僻地の村落共同体においては祭祀や修行法としての本来の役割を保ちつづけた。それらを映像資料を交えて比較検討しながら、反スペクタクルの方法論を探る。

パフォーマンス(試演会)

「モンゴルの伝統音楽―モリンホール(馬頭琴)とオルティンドー(長い唄)」
フルハシユミコ(シンガーソングバトキ〔馬頭琴〕ニスト)

モンゴルの伝統的な民族音楽に於いて、モリンホール(馬頭琴)とオルティンドー(長い唄)は重要な役割を果たしています。神事や祭りごと、草原での生活と深く結びついており、現在もモンゴル民族の文化やアイデンティティの象徴となっています。

トーク

佐藤剛裕、フルハシユミコ、生西康典、大倉摩矢子、大久保裕子 他


ゲスト・プロフィール

佐藤剛裕Goyu Sato
チベット文化史研究。中央大学大学院総合政策研究科修士課程修了。インドおよびネパールのヒマラヤ地域で7年間におよぶフィールド・ワークを行う。チベット仏教ニンマ派の伝える密教の他、宗派組織を超えて受け継がれてきたチュウと呼ばれるシャーマニズムの名残を留める宗教儀礼体系について研究。村の密教行者に弟子入りしながら、チュウ舞踊の全演目映像アーカイブや手書き文書の翻刻出版による伝統保存活動を行った。

フルハシユミコYumiko Furuhashi
シンガーソングバトキ(馬頭琴)ニスト。「聴く人の心にとどく音楽を」との想いから、モンゴルの民族楽器・馬頭琴やオルティンドー(モンゴルの長い唄)のモンゴル音楽と、「都会に生きる孤独と力強さを表現する」日本語のオリジナル曲を歌ったり、演奏したりしています。第1回ジャンツアンノロブ日本馬頭琴コンクール入賞。モンゴルでの主な演奏:2009年ウランバートルの孤児院でコンサート。2010年第2回、2012年第3回世界馬頭琴フェスティバル。
ブログ 馬頭琴と猫と音楽の日々|http://ameblo.jp/yumiko-morinhuul
HP|http://homepage2.nifty.com/fty

Photo: Photo:Body Arts Laboratory

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