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*時間が未定のプログラムもあります。
空間プログラム|しきりに記録したり、記録したきりにしたり 記録のしきたり
時間:随時
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公演における仕込み・バラシを上演・再演の中へ組み込む。
2日半の公演期間中、2度仕込みとバラシを繰り返す。振り返ってある記録に触れた際、事実として起きていた物事が記憶の中で書き換わることは重要な機能である。繰り返される行為を記録することで、状況そのものの振り返りに加えて、記録行為そのもののあり方を考える。
2日目の夜に行われるオールナイト宿泊イベントの設えを製作対象とし、各キュレーターのプログラムと並行して常時施工が行われる。
ダンス・スプリント
時間:1/25[土]18:00-20:00
パフォーマー:小野彩加、斎藤コン、坂田有妃子、望月寛斗、八木光太郎、山崎広太
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模範となる一人が数分のムーブメントを行い、それを見続ける6人のパフォーマーが記録、記憶しつつ、それをもとに再生する。徐々にパフォーマーが加わり、一度たりとも同じ動きになり得ない、ランダムユニゾンが波のように広がる。各々が、それぞれのムーブメントを展開することで、そのスペースでの全体の磁場が立ち上がり、ダンスしか味得ないエナジーを体感する、決して止まることのない全力疾走70分ダンス。ある意味、観て体感する波動。このアイディアは競輪の先頭誘導員制から触発されました。
土方巽アーカイヴィスト森下隆さんに聞く
時間:1/24[金]16:00-18:00
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残ることのないダンスの時間。先達のアーテイストが残した記録に触れ、想像し、次なる未来へ。自身のことを残そうと活動しているダンスアーティストはそんなにいないのではないだろうか?ダンスは生きているそのものだから。記録がなければ、誰の中にも土方巽が存在するということは成しえない。ダンスアーカイブの必要性をつくづく感じる。慶應義塾大学、土方巽アーカイヴセンターのディレクターである森下隆さんに、アーカイヴの役割、責任、重要性、また独特の言語で自身の踊りを残した土方巽の舞踏譜メソッドについての貴重なお話を伺う。
ビーチヨガat 元映画館。記憶の錯乱!
時間:1/24[金]12:00-13:00
ゲスト:三石祐子
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逗子海岸で人気のビーチヨガインストラクター三石祐子さんによる、再現ビーチヨガ。元映画館という濃厚な歴史とストーリー性がある場所で、全く違う風景をフィジカルに体感するフィクションヨガ体験。
右脳左脳バランスデッサン&
西村未奈のモンスターダンスをデッサンする会
時間:1/25[土]16:00-17:00
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利き手と非利き手同時デッサンで右脳左脳バランスを整えた後、西村未奈がモンスターの身体で踊るパフォーマンス、のモンスター像をデッサンする会。新たな舞踊鑑賞体系と不思議デッサン体験!
ドリームプロジェクト前編~同じ夢を見る夜
時間:1/25[土]ミッドナイト
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同じ匂い、味、視覚イメージ、同じ歌に、同じストーリー。五感に残りやすい刺激を共有してから眠りにつき、皆で同じ夢を見る試み。
ドリームプロジェクト後編~夢の記録と告白
時間:1/26[日]朝
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睡眠後、各々、お茶を飲みながら夢を覚えている限り記録し、告白する会。前編の睡眠企画に参加されていない方でも、お茶を飲みながら、それぞれの夢のストーリーや断片を聞き、夢のシンクロ度合いや、その夢の意味をみんなで調べる、夢体験ができます。
しきりベント!3を音源化する
時間:ランダム
録音:大城真
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その場で起こり続けている無数の出来事、運動、対話、気配を音源化する。
記録を巡るダンス
時間:
1/24[金]18:30-19:10
1/25[土]17:00-17:40
ダンス:黒田杏菜
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痕跡、気配、余韻、軌跡、その上演。
ダンスと記録を巡る話
時間:1/24[金]19:20-20:00
ゲスト:黒田杏菜、聞き手:福留麻里
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シドニーを拠点にダンス作品を制作する黒田杏菜さんは、最近「記録写真」をあまり残さないようにしているという。「記録」と「記憶」の関係性、シドニーと東京のダンス、振付の記録についてなど、ダンサーからダンサーに聞く、ダンスと記録を巡る話。
リ・ワンダー・ロケーション
時間:随時
「ワンダー・ロケーション」上映
1/24[金]20:00-20:10
1/25[土]21:00-21:10
1/25[土]23:00-23:10
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参加アーチスト:「ワンダー・ロケーション」のみなさん、「Necktie」のみなさん
現前する表現を記録したところで、それは別物だろう。
体験や時間は残すことが出来ないのだから、ダンスや演劇のアーカイブという発想には、疑義を感じざるを得ない。
なので我々は、2018年のWhenever Wherever Festivalで見せたロケーション行為、によって撮られた映像、その一部を上映してみようかと思う。
しかし、それだけを今回の目論見としたくはない。
むしろ真の目的は、2021年に発表する作品の構想と、その制作キック・オフとなる2020年2月2日[日]に神保町美学校で催すイベント「まつりの技法」の告知だ。https://bigakko.jp/event/2020/matsurinogihou
また、今後の活動の風通しをよくするために、他プログラムのキュレーターや参加アーチストとも、ほどよく対話を積み重ねたいと思う。
ツバメーズ~おっかけてのみこめ!編~
時間:1/24[金]12:00-21:00
場所:会場や会場の外
参加作家:小山友也(アーティスト)、阪中隆文(アーティスト)、たくみちゃん(たくみちゃん)
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3人の現代美術作家によるコメディーとWSの1日のチームプレイ実践と記録を元映画館や外へのアウトリーチ含め行う。
人の往来がある街のどこかにツバメが巣を作り、低空を飛び交い、子ツバメが静かに隠れ過ごすように、1日を通し会場の内と外を行き来しながらツバメーズの3人と作業を行います。参加者はWSに参加したり、制作や発表を見守ったりしながら参加していただきます。細かい作業段階はまだ未定ですがぜひご参加ください。
Try Dance Meeting
時間:1/25[土]13:00-14:00
発話のための書き込み
時間:常時(展示形式)
参加者:書き込み担当=中村大地(屋根裏ハイツ)、他
当日の参加者=任意(実際に展示された書き込みペーパーを読み込んで、その場でどなたでも上演できる)
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演劇のアーカイブの一形式として、発話のための準備を展示する。またここではその準備のうち、発話を目指すテキストへの「書き込み」のみを取り上げる。中村昌義の『静かな日』(1977)から抜粋した部分に、上演を構想するアーティストとして活動する数名に書き込みをお願いした。普段のクリエーションにあってテキストを使うかどうか、あるいはそれに書き込みをするかどうかとは少し切り離して、〈一人でせっせと上演を構想し、誰かに実践してもらうつもりで「発話するためのうんぬん」をテキストに書き込まないといけないとしたら?〉という枠組みで取り組んでいただく。会場ではそれぞれの書き込みの違いから、テキストと上演を結びつける営みがあくまで「雑に」陳列できれば良い。
Photo: Photo:Body Arts Laboratory