Whenever Wherever Festival 2021

ダサカッコワルイ・ダンス

振付・出演:
Aokid、山崎広太、小暮香帆、後藤ゆう、
鶴家一仁、宮脇有紀、モテギミユ、山口静
キュレーター:山崎広太

日時:12.23 Thu 18:30−20:00
会場:スパイラルホール


土方巽の逸話、経験のないダンサーを数時間監禁して、そしてワザと金ピカのエナメルの靴を穿かせて無理やり舞台に出させた。この時、彼は恥も外聞も捨てて何かと交信した、また何かが降りたのではないかと想像する。僕自身もこのダサカッコワルイを試みると稀にどこかに行ってしまった自分を瞬間でも感じた時があった。一方、フォーサイスの作品では、いきなり作品を台無しにするような分断が多く行われる。もちろんムーブメントのシークエンスにおいても。分断はこのダサカッコワルイの基本。でもダサカッコワルイ・ダンスって一体、何だろう?

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Aokid|アオキッド
ダンサー
ダンスに始まりストリートカルチャー、青春映画、美術、旅、街や公共といった関心への制作を通して思考するとともに、それぞれの繋がりや断絶を自身の表現やプロジェクトを通して仮設的に展開、観客との検証の場を設計し続けている。活動を通してそれぞれの観客が別分野へ移行することや、思いもよらない参加を促すことで横断的な社会や状況の可能性を模索している。どうぶつえんシリーズ(−vol.13、2016−)、ソロダンス《地球自由!》(2019)、STREET RIVER BEERプロジェクト(2019−)など。

Photo: Shinichiro Ishihara

山崎広太|Kota Yamazaki
コレオグラファー
笠井叡に師事。2007年にニューヨーク・パフォーマンス・アワード(ベッシー賞)。ニューイングランド財団より2012、2015年ナショナル・ダンス・プロジェクトで助成。2013年現代芸術財団アワード、2017年ニューヨーク芸術財団フェロー、2018年グッゲンハイム・フェローの各賞を受賞。2021年、ドリスデューク財団・パフォーマンス・アーティスト・リカバリー基金より助成。ボディ・アーツ・ラボラトリー主宰。ベニントン大学専任講師。DaBYレジデンスコレオグラファー。
https://www.kotayamazaki.com

小暮香帆|Kaho Kogure
ダンサー・振付家
6歳より踊り始める。自身の作品を発表しながら劇場、音楽ライブ、メディアなど様々な領域で活動。ソロ作品《ミモザ》(2015)は初演以来3か国9都市で上演される。また笠井叡はじめ多数振付家作品に出演、海外ツアーに参加。近年はオーケストラや他ジャンルのアーティストとのコラボレーション、グループ作品、映画の振付もおこなう。めぐりめぐるものを大切にして踊っている。
https://kogurekaho.com

Photo: 北岡稔章

後藤ゆう|Yu Goto
ダンサー
静岡県富士宮市出身。幼少期よりモダンバレエを始める。大橋可也&ダンサーズ、関かおりPUNCTUMUN、lal banshees、岩淵多喜子、山田うん、吉開菜央、Olga Zitluhina、木村愛子、Osonoらの作品に出演。国内外での舞台出演・振付助手を経験。過去2回ソロ小作品を発表。近年では音楽家との即興イベントにも出演。また、映像作品(映画・PV)出演や、洋服ブランドのモデル・振付など、多岐に渡って活動。あらゆる作家の視点に興味を持ち、自身の解釈を交えながら、ダンスと創作を通して生きる喜びを静かに投影している。

Photo: GO

鶴家一仁|Kazuhito Tsuruga
ダンサー・振付家
英国Rambert school of Ballet and Contemporary Dance卒。同校在学中にKerry NichollsやMark Baldwinなどの作品で主要な役を踊る。卒業後Pichet Klunchun演出《Toky Toki Saru》や扇田拓也演出《エリサと白鳥の王子たち》、小池博史演出《Fools on the Hill》、Will Tuckett演出《ピサロ》倉田翠、石井則仁、スズキ拓朗等の作品に出演。また、ロンドンでTimeout誌に取り上げられたGingerlineによる《The Grand Expedition》にてオリジナルキャストを務める。2016年本牧アートプロジェクトレジデンスアーティスト。

Photo ©️Takashi Kanai

宮脇有紀|Yuki Miyawaki
ダンサー・振付家
幼少時よりバレエを始める。16歳でオーストラリアにバレエ留学。帰国後、日本女子体育大学に入学。“社会におけるダンスの価値”を探すため“まず社会を知る”という安易な考えで、IT企業に就職するが創作への探究心を抑えられず、国内ダンス留学@神戸6期に参加、《Accord》を発表。2016年よりソロ作品創作を開始。2021年8月「ダンス現在」vol.26にて《ゆるし色の緒》を天使館で発表、“心踊るカラダ”を作品創作で大切にしている。その他、三浦宏之、岩渕貞太、太田ゆかり、笠井瑞丈等の作品に出演。

Photo: 笠井禮示

モテギミユ|Miyu Motegi
ダンサー
高校卒業後ドイツに渡り、バレエ学校にてディプロマ取得後、Budapest Dance Theatreに所属。フリーランスに転向後、Cafe Belcampo、プロジェクトCho・reo・loop [1.0]にてソロ《Tod》を踊る。2018年に帰国しKanami Nakabayashiと“Morin”結成。Co.Ruri Mito《MeMe》クリエーションメンバー、平山素子作品等に出演。ダンサーとしての活動を軸に、KIACにて自身の作品を制作する他、映画《ひらいて》ダンスシーン振付・指導など、映像作品での振付も行う。

山口静|Shizuka Yamaguchi
ダンサー・振付家
日本女子体育大学舞踊学専攻卒業後、イスラエルへ留学。帰国後はタバマ企画に所属。現在はフリーのダンサー、振付家として活動。スペースノットブランク《フィジカル・カタルシス》《ストリート》、たくみちゃん《―(dash)》、カゲヤマ気象台×日和下駄×山口静《名取川》などの作品に出演。中島トキコが手掛けるPOTTENBURN TOHKIIの展示イベントや撮影に参加。MVの振付提供なども行なう。

Photo: コムラマイ

Photo: Photo:Body Arts Laboratory

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