Whenever Wherever Festival 2010

声の影 koe no kage




アレッシオのインスタレーションと、彼の関節ムーブメント、フルートの福井さんの関係が、とてもアーティスティックで、ハイセンスだった。せっかくインスタレーションが展示されているので、もう一回くらい見たいと思ってしまう。

7月4日のプログラム─結ぶダンス、影響の不安、NOW, HERE, DANCE、小川水素 site-specific、そして「声の影」と、かなり充実していたプログラムだった。このようなプログラムが、ダンスフェスティバルにおいて、かつて日本であったのだろうかという自負が、僕のなかにはある。やっと、ここまで到達したのかという。はっきりいえることは、全てが明晰で、身体、ダンスを通してそれぞれのプログラムの方向性が別方向に放射されていた。爽快な清々しさがあった。

report by 山崎広太


《声の影 koe no kage》
インスタレーション・作曲・出演:アレッシオ・シルヴェストリン
出演:福井恵利子(フルート)

2010年7月4日(エキシビション:7月4日-9日)
アサヒ・アートスクエア 5階

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Photo: Photo:Body Arts Laboratory

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