Whenever Wherever Festival 2013

即興と科学 グッド・タイミング

10/11[金]19:00―
1,500円[予約]
会場:森下スタジオ B

出演:
河村美雪(現代美術作家)
細馬宏通(ジェスチャー研究、滋賀県立大学教授)
ゲスト:松田弘子(俳優・翻訳者)

観客・ゲストを交えて、河村美雪が「インタビューや対話劇」のエチュードをしながら、それらの映像を、その場で細馬宏通が解析。何が「うまくいく対話」を作っているのかについて、通常では気づくことのできない言葉や身体の「タイミング」や「馴染む」現れ方を詳細に検証していく。それをふまえたフィードバックを行うことで、実演と記述のあいだに演出とは何か?を考え直す解析ショウ。


河村美雪|Miyuki Kawamura
現代美術作家
2000年のブラジルでの展覧会をはじめ、各地で Fine Art の文脈のもとに映像、ハプニング、インスタレーション、コラージュ、インタビューを元にした作品を発表した後、2007 年から2009年には「Co.うつくしい雪」としてインタビューが世界の見せ方を刻一刻と変えていくインタビューショウを発表。以後、俳優、ダンサー、音楽家などライブパフォーマーとの仕事を展開した。
2010年より、自律的なシステム(人工生命 や進化をテーマとして映像や音が自動生成するシステム)とのコラボレーションを通して、記憶を持った「私と環境」、それぞれの心の相互作用をパフォーマンスやインスタレーションとして経験する作品を特徴としている。

細馬宏通|Hiromichi Hosoma
1960年生まれ。京都大学理学研究科博士後期課程修了(博士:動物学)を経て、現在、滋賀県立大学人間文化学部教授。日常生活の中の身体動作を研究している。また、絵はがき、パノラマ、塔などのメディア史、ポピュラー音楽史にも関心を寄せている。著書に『絵はがきの時代』『浅草十二階』(青土社)、『絵はがきのなかの彦根』(サンライズ出版)など。近く新潮選書よりアメリカン・アニメーション史に関する本が出る予定。バンド「かえる目」では作詞作曲とボーカルを担当。

松田弘子|Hiroko Matsuda
俳優・翻訳者
青年団所属の俳優として、『東京ノート』(1994-)『ヤルタ会談』(2003-)、アンドロイド版『三人姉妹』(2012-)等、平田オリザ作・演出作品に多数出演。2004年からは、あなざ事情団というユニット(わたなべなおこ、倉品淳子、松田弘子)で、観客参加型演劇『三人姉妹』『ゴド侍』『みんなのハムレット』も上演。出演映画は、『ほとりの朔子』『歓待』(深田晃司監督)、『進め!』(沖田修一監督)『あおげば尊し』(市川準監督)等。翻訳者として、戯曲、演劇書の翻訳も手掛けている。

Photo: Photo:Body Arts Laboratory

背景画像を表示