Whenever Wherever Festival 2015

About Education Program

whenever wherever festival white 2015
不可視の身体

キュレーター:
生西康典(演出家)
大久保裕子(アーティスト/ダンサー)
大倉摩矢子(舞踏家)
田村友一郎(写真・映像)

空間デザイン:
木内俊克(建築家)

※同時開催:BALパフォーマンス・プログラム
(ディレクター:山崎広太)


期間:2015年12月4日[金]-13日[日]
会場:森下スタジオ A

主催:ボディ・アーツ・ラボラトリー
助成:公益財団法人セゾン文化財団、芸術文化振興基金、
日米友好基金「日米芸術家交換プログラム・フェローシップ」(ジュリアン・バーネット)


ダンスフェスティバル「ウェン・ウェア・フェス」は、2015年、4名のキュレーター制によるwwfes white(ウェン・ウェア・フェス・ホワイト)として新たに始動します。

テーマ「不可視の身体」について

人は目に見えるのものではなく、
目に見えないもので、より繋がっている

例えば、イタコは死者と話す。その時の死者の身体は一体どのようなものだろうと想像してみる。それは、観念だけの存在なのか? また、身体を完全な物質と仮定したとき、物質として分解した果ての身体は感情を放出するのか? 亡くなった祖先と自分のつながりはこの身体に宿っているのか? など。見えない身体、メディアとしての身体に向かおうとする姿勢は、新たな、無数の発見を予感させる。それは、身体を透過してあらゆるものとつながる感覚に近いのかもしれない。「人は目に見えるのものではなく、目に見えないもので、より繋がっている」(詩人、ノヴァーリス)とするならは、媒介となる身体の役割とは一体何なのか。身体のあらゆるヴィジョンと可能性を巡る対話とプログラム。

空間デザインについて

空間デザインのテーマは、人々のアクション/リアクションによって累積する時間と変動する建築のパフォーマンスです。期間中、他分野にまたがる複数のプロジェクトが立ち上がり、共通の空間デザインを介して互いに関連しあい、空間を変容させます。そして、フェスティバル自体が参加型のパフォーマンスとなっていきます。

―わずか1センチたりとも場所を移動しない
―「この世に存在しない場所」
―光の記憶をたどる場所
―世界軸が貫通しており、一種のメモリーバンク(記憶装置)として機能する
―母胎回帰願望と結びつく
―夢見の場所
―感覚の再編成が行われる
植島啓司氏が分析した「聖地」の特質だ。
そんな作用がはたらく場を一瞬だけ、パフォーマンスとシンクロするほんの瞬間だけ、出現させることを試み
たい。素材の海を空間の真ん中に張り込む。空間は上下に分割される。「上」の空間が出現する。―木内俊克

プレイベント|アジア的身体について

2015年1月、wwfes white 2015プレイベントとして、テーマ「不可視の身体」に「アジア的身体について」という補助線を設け、映像上映・レクチャー(企画:生西康典)と試演会(企画:大倉摩矢子)が開催されました。

レクチャー:石井達朗、武藤大祐、佐藤剛裕
デモンストレーション:金宜伸(キムウイシン)
試演会:鯨井謙太郎・藤田陽介・鮫島圭代、フルハシユミコ

[フォトレポート]
[開催概要]


wwfesとは|balとは|staff

Photo: Photo:Body Arts Laboratory

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