and then to
Phyms

日時:2023年2月10日(金)19:00−19:40
会場:SHIBAURA HOUSE
アーティスト:Phyms(作品制作・出演:SKANK/スカンク、高橋由佳、横山八枝子、吉田拓)

チケット:Peatix(要事前購入)※下記は一般料金。港区・U24/O65割引あり。

  • 2/10(金)|1日券3,000円
  • SHIBAURA HOUSE 2日セット券5,000円・3日セット券7,000円

本パフォーマンスはSKANK/スカンクが考案し、ダンサーと共に実践を重ねている「他のパフォーマーと“合わせない”で一つのアクションを繰り返す」というタスクを研究、拡張し、作品化へと向かう途中経過を発表するものである。

タスク自体は、身体と音の関係性を最小限の要素から考察することを目的としている。しかし、他者と合わせないように行為するためには自他を意識することが必要である点や、一つの行為を繰り返した際に起こる意味の変化、意味の消失など、本タスクにはクリエイションの種と成り得るいくつもの可能性が潜んでいる。

コロナ禍で同調圧力が増しているように感じられる日本において、本タスクを探求することで、異なる個人が異なりを保持しつつ“共存できている”というありようの断片を可視化できる予感がしている。

本作は身体表現アーティストが協働するためのプロジェクト〈Phyms〉(発起人:吉田拓)によるクリエイションである。作品制作においてアーティスト同士のフラットな関係性の構築を目指すとともに、制作過程をInstagram(@phyms2022)にて公開する。


©︎深澤考史

SKANK/スカンク
音楽家。2005年より振付家、映像作家、音楽家によるユニット“Nibroll”に加入。以後全作品の音楽を担当。個人の音楽活動とは別に主に身体表現の舞台に楽曲の提供、演奏、コラボレーションを国内外で行っており他ジャンルのアーティストとも積極的にセッションをしている。近年では国内外の映画音楽の担当や2015年よりインスタレーション(『skin, sensor, filter』『ふ・ざい a   bs  en t』『…missing…』『…A…ALL…』)やパフォーマンス(『con moto 』『digest』)の制作、発表を国内外でしている。

©︎鈴木理絵

高橋由佳|Yuka Takahashi
東京生まれ。2018年より演劇をつくる集団 uni (うに)に加入。幼少より踊ることに親しみ、2017年から大橋可也&ダンサーズ作品に出演。五反田団「新年工場見学会」、アウトリーチ企画や映像、アート作品への出演をする傍ら、幼稚園教諭二種免許と保育士資格を取得。ウェアブランドのモデルなどさまざまな場で活動している。

©Yuya Yamazaki

横山八枝子|Yaeko Yokoyama
とことことつくり、むくむくとおどる。幼少より新体操を学び、大橋可也&ダンサーズに出会いダンスや舞台芸術を学び始める。現在は、自身の作品を発表する他、音楽家・美術家・ダンサーなどとの共同制作の場を耕している。

©︎Lisa Capper

吉田拓|Taku Yoshida
桜美林大学在学中よりダンサー・俳優として、学内外の舞台公演やテレビCMへの出演、舞台作品の発表など活動を重ねる。卒業後は自作の発表、KENTARO!! 振付作品への多数出演など。また、劇場勤務を経て、オルタナティブスペース〈VACANT〉にてダンス、映画、音楽、美術など多ジャンルのイベント制作に携わる。2021年よりパフォーマンスアート・サミット〈Stilllive〉へ参加。2022年5月、身体を用いた”自然”の再創造を試みた新作『蛇さえも透明』を発表。身体表現アーティストの協働プロジェクト〈Phyms〉発起人。

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