小さく街をあるく、街をつくる
〈港区、東京タワーこんにちわー編〉

プログラムリーダー:Aokid
ゲスト講師:石見舟、斎藤英理
日程:2022年11月24日−2023年2月12日(WS/WIP:4回+発表)
場所:港区周辺、SHIBAURA HOUSE


このプログラムではダンサー/アーティストのAokidと一緒に、港区を中心とした街歩きや会話、ワークショップを通して、場所の時間や生活に触れ、また参加者同士の興味や専門を持ち寄って共有しながら、“小さな街の経験”のようなものを作っていきます。東京タワーや海沿いのスペース、商店街、あるいは地元に根ざした盆踊り文化など様々な顔を持つ港区。“街の経験”とは具体的なパフォーマンスになることもあれば、街を歩いての小さな気付きの羅列だったり、テーマソングだったり、互いのことを少しだけ知る時間自体かもしれません。バラバラなそれらを最終成果として編み、経験を可視化し共有することを目指します。

Aokidによるこれまでの公園やパブリックスペースでの実践、WWFesでかつて行った歩くこと自体が持つパフォーマンス性やパーティー的な側面をさらに展開させるワークインプログレスも兼ねています。

体や道具を使ったワークショップも行われ、ダンスや音楽、アートなどの要素がこの“小さく街をあるく、街をつくる”を盛り立てます。部屋で作りがちな人や、外では消費ばかりで本来の意味で遊んでいない人、もっと作りたいとか、体を一緒に動かしたい人まで、うまく作れるかは正直なところ未知ですが、一緒にやってみませんか?ぜひご参加お待ちしています!

※成果発表は2023年2月に、田町・SHIBAURA HOUSEでWWFes2023のプログラムの一つとして行う予定です。


スケジュール

ワークショップ/ワークインプログレス
11月24日(木)19:00−21:00
12月13日(火)19:00−21:00
12月19日(月)19:00−21:00
1月16日(月)19:00−21:00

リハーサル/発表
2月8日(水)時間未定:リハーサル
2月12日(日)1~2時間ほど(予定):発表

場所
港区内の場所やスタジオ、カフェ、公園、通りなどを予定(zoomを使ったミーティング実施の可能性があります)。発表の場所は、SHIBAURA HOUSE。

※なるべく全回通しての参加をお願いします。申込者多数の場合、全回参加できる方を優先させていただきます。

※スケジュールは上記の他に追加や変更の可能性があります。決定次第、ご連絡いたします。


申込方法

  • 事前予約制(Peatix)
  • 参加費:2,000円(プログラム通し)
    ※カフェを会場とした場合の飲み物代など、その都度かかる費用は自己負担いただきます。
  • 定員:10名ほど
  • 対象:年齢、アーティスト・ダンサーなどの経験不問。
  • メッセージ:港区の街を歩いたり、互いの仕事や関心を持ち込むことを通して何か一緒に作りたいと思っている方!港区なら任せとけという方!ダンスやアートを何か別の形で発表させることへの関心がある方!なんとなく参加してみようって方、どなたでもお待ちしています!(Aokid)

Aokid
by ShinichiroIshihara

Aokid
ダンサー/アーティスト
1988年東京生まれ。中学生の頃よりブレイクダンスを始める。高校3年の頃に当時流行っていた映画『WATER BOYS』に感化され文化祭で独自のWATER BOYSショーを仲間と制作。2010年東京造形大学映画専攻卒業。大学在学中よりダンスにおけるインプロビゼーションから出発し音楽やドローイングといった方法へとその手法を拡張し舞台や紙上に留まらず都市へと活動を展開している。他分野のアーティストとの共同制作を重ねながら、現在はより広範囲な人との共同制作の可能性を探している。
『Aokid city』(2012~)、『どうぶつえん』(2016~)、『ストリートリバー&ビール』(2019~)などのプロジェクトを展開。ブレイクダンスの世界大会BattleOfTheYear2008FINALへ日本代表チーム廻転忍者の1人として出場。横浜ダンスコレクションコンペティション1審査員賞受賞(2016)、第12回1_WALLグラフィックグランプリ受賞(2015)。

石見舟

石見舟│Shu Ishimi
演劇研究
1990年東京生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科独文学専攻後期博士課程単位取得退学。ドイツ・ライプツィヒ大学演劇学研究所博士課程に留学後、現在は各大学非常勤講師。専門はドイツ演劇学。特にベルトルト・ブレヒトやハイナー・ミュラーの作品研究、演劇の政治性、亡霊論、風景論。博士論文『風景のなかの演劇――ハイナー・ミュラーの作品と能楽との潜在的出会い』を準備中。主要論文「〈今ここ〉からずれる風景――ハイナー・ミュラー『ハムレットマシーン』を例に」(平田栄一朗、針貝真理子、北川千香子共編『文化を問い直す』彩流社、2021年、165-188頁所収)など。翻訳、ハンス・ティース=レーマン著「ハイナー・ミュラーの亡霊たち」(『研究年報』特別号、慶應義塾大学独文学研究室『研究年報』刊行会、2021年)など。
http://web.flet.keio.ac.jp/~hirata/Profis/Ishimi_Profi.html

斎藤英理
by Shun Ikezoe

斎藤英理│Eri Saito
美術家
1991年福島県生まれ。和光大学表現学部芸術学科卒業。記憶や認識など目に見えない不確かな動態をモチーフに、主に映像メディアを用いて制作を行う。近年の主な展覧会に「WVlog : personal」(Art Center Onging、2022)、「暗くなるまで待っていて」(東京都美術館、2021)、「2020年の栄光」(YUMI ADACHI CONTEMPORARY+あをば荘、2020)、「1GB」(スパイラルホール、2020)など。スクリーニングには、「THE COMPULSIVE LANDSCAPE」(Collaborative Cataloging Japan、2022)、「第40回 Le FIFA」(モントリオール、2022)、「第14回 恵比寿映像祭」(東京都写真美術館、2022年)、「イメージフォーラム・フェスティバル2020」(シアター・イメージフォーラム、2020)、「海に浮かぶ映画館」(神奈川、2019)など。
https://www.erisaito.info

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