ダンスプロジェクト
《盆踊りアナーキー!》
盆踊りアナーキーってなんだろう?あらゆる楽曲に振りをつけて踊ってしまう令和の盆踊り。変則的すぎて人が真似しづらい盆踊り。振りを自分流に大きく崩して踊るオリジナルスタイル。大声をあげながら踊ってみる。コスプレをして別人格になりきって踊る。みんなの輪から外れて数人の輩で敢えて変な場所で踊る。雨で中止になった盆踊りを諦めきれずに土砂降りの中踊る。決して顔をあげず地面を見ながら踊る、などなど。アナーキーにもいろんな方向性がある!みんなで輪になって同じ方向を見て、一緒に踊ることはもちろん楽しいけれど、多様な在り方や、振る舞いをも一つの渦に巻き込めるのがまた盆踊りの懐の深さ。
このプログラムでは、アナーキーで破茶滅茶な要素が垣間見える盆踊りをみんなで学び、参加者全員、自由な気持ちでぐるぐる一緒に盆踊ってみます!
関連情報
北島由記子インタビュー
港区観光大使で盆踊りの保存継承に尽力する北島由記子さんのインタビュー(聞き手:福留麻里)。
WWFes2023プログラム《盆踊りアラウンドネス》
港区の盆踊りなどを参加者と一緒に踊り、また、WWFes独自の盆踊りの創作を試みました。《盆踊りアナーキー!》はWWFes2023に続く企画となります。以下は、創作された《らららっとん》の音楽(音楽:高木生、コンセプト:西村未奈)。
開催情報
出演:西村未奈(企画)、北島由記子(企画アドバイザー)、田中瑞穂(企画アドバイザー) ほか
日時:2025年2月1日(土)16:50−18:30[1h40min]
会場:SHIBAURA HOUSE
料金:
一般|1日券 3,000円、2日セット券 5,000円
割引|1日券 2,500円、2日セット券 4,500円
申込方法
チケットを申し込むプロフィール
西村未奈|Mina Nishimura
禅思想に影響を受けながら身体表現活動を行う。近作に「エクソシストの反対語を探しながら、森の地図を描くこと。」(2021-2024、Jacob’s Pillow Dance Festival/Danspace Project)、「ゾンビになる練習」(2023、BMC Museum+Art Center)など。’17 米ダンスマガジン 優秀舞踊家賞、’19 現代芸術財団賞(FCA アワード)受賞、’23 ’24 USAフェローシップ 連続ノミネート。ベニントン大学所属、エマーソン大学、プリンストン大学ゲストアーティスト。担当講座に、「不在のアート」「More-than-human-dance」など。(主に遠隔)霊気、エネルギー解剖学、盆踊り、ラップ初級プラクティショナー。
Photo by Ellie Cooper
北島由記子|Yukiko Kitajima
人と地域を元気にする盆踊り実行委員会主宰。西麻布霞町町会理事・婦人部長、港区観光大使。港区の、庶民の生活に根差した古いご当地盆踊り曲を発掘し、保存継承し続け、既に45曲を復活させる。また、新しくできた街の人と人の絆を深めるためのツールとして『高輪Gateway夢拍子〜二十六夜待ち〜』『竹芝絵巻―時空を超えて―』他新たに制作。盆踊りは踊りの輪に入ると踊りを通じて見知らぬ人と会話する機会が増える。ひいては地域に顔見知りが増え、発災時の共助、協助にも繋がる。盆踊りは地域の力を掘り起こす大きな原動力になる。
田中瑞穂|Mizuho Tanaka
1982年生。2010年頃から現代美術/パフォーミングアーツ鑑賞批評サークルに参加。2015年頃から文章創作を始め、同時期に夏の名古屋の盆踊りにて頻繁に踊り出す。2017年からは盆踊り関連の自主製作本を断続的に刊行。書くことと踊ることが相互連関している。自主刊行物として、盆踊りコラム/エッセイZINE「愛と勇気で踊りましょ」1~4号、自主編集誌「盆踊りの必要条件・構成要素」。「第16回AAF戯曲賞」「かながわ短編戯曲賞2020」「同2021」「同2022」にて最終候補。演劇公演「なめてさわぐ(2021年)」に戯曲を提供。