
山﨑広太 新作戯曲ダンス公演
《右の眼、交差するデリカシー、⻘炎球、骨と直線(する)》
2026年1月28日(水)〜31日(土)
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戯曲/振付:山﨑広太
パフォーマンス:石川朝日、ナット・フレデリクソン、西村未奈、モテギミユ
身体も物体も粒子として捉え、その粒子が交わり、点から広がる未来の兆しが、言葉をどのようにも生み出してゆく。そこに重要なメタファーとして立ち現れるのが Land Acknowledgment(土地の了承)です。
土地に触れる粒子同士の反応が、そこでしか呼吸できない言葉を喚起し、作品の空気を変えてゆきます。この戯曲ダンスは、日本でも公演した Footnote New Zealand Danceとの協働作品《薄い紙、自律のシナプス、遊牧民、トーキョー(する)》のウェリントン公演のために新しく制作した舞踏譜セクションが基軸となり、その舞踏譜が旧ノグチ・ルーム の粒子に出会い、新たなる風景へとトランスフォームしていきます。
舞踏譜を自在に活用しながら、異なるメタファーを手掛かりにパフォーマー同士が語り、 踊ることを可能にします。そこには、未知なる戯曲ダンスが立ち上がってくるのです。
──山﨑広太
開催情報
戯曲/振付:山﨑広太
パフォーマンス:石川朝日、 ナット・フレデリクソン、 西村未奈、 モテギミユ
■日時
2026年
1月28日(水)19:00−
1月29日(木)19:00−
1月30日(金)19:00−
1月31日(土)15:00−|18:00−
■会場
旧ノグチ・ルーム(慶應義塾大学三田キャンパス)
東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学三田キャンパス南館3Fルーフテラス
■料金
・一般:3,000円
・割引:2,500円
■定員
各回25名
■共催
慶應義塾大学アートセンター(KUAC)
■主催
一般社団法人ボディアーツラボラトリー
■助成
(公財)港区スポーツふれあい文化健康財団〔Kiss ポート財団〕、
アーツカウンシル東京[東京芸術文化創造発信助成(単年助成)]芸術創造活動、
公益財団法人セゾン文化財団
■お問い合わせ
E-mail: wheneverwherever.2020@gmail.com
Tel:080-3574-0207(担当:岩中)
助成:
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プロフィール

山﨑広太|Kota Yamazaki
新潟県生まれ。舞踏を笠井叡、バレエを井上博文に師事。文化服装学院卒業。1995-2001年までrosy Co主宰。 建築家の伊東豊雄ら他、共同作品を多数手がけ国内外で公演。以降、アメリカ拠点に 07’ベッシー賞、13’ 現代芸術財団アワード、17’ ニューヨーク芸術財団、18’ グッゲンハイム・フェロー他、各賞を受賞。’19アルパート・アワードファイナリスト。21’ドリスデューク財団助成。ボディ・アーツ・ラボラトリー主宰。ベニントン大学所属。

石川朝日|Asahi Ishikawa
俳優。1995年生まれ、穴の世代。Dr.Holiday Laboratory。野田秀樹に会いたくて多摩美に入学、だが中退、そして渡仏。ジャックルコック国際演劇学校に入学。仏語、授業、ギリギリ、3畳の元・女中部屋、素パスタ、鶏肉に湧いた蛆、ああ!フランスの風。2年ここに生きた!苦しかった。なぁんにもわからなかった。楽しかった。言語が消えたサイレントブレインのため帰国し、浦島太郎に。浮遊したまんま。ルコックと日本演劇の大きなギャップ&コロナ禍でまさに迷子。よし、歩こう。伊勢神宮への道中、鹿の親子は、私が何時間も何千歩もかけて歩いてきた道を、2歩でゆく。もう見えない。『神秘的』。私は踏み出す。この一歩一歩で母から遠ざかっていく。歩行者。

ナット・フレデリクソン|Nat Frederickson
テキサス農家に生まれたナサニエル・フレデリクソン(Nat ナット)は、サボテンの「棘」と「水」という相反する性質に着目した観察をきっかけに、畑から舞台へと活動の場を移す。パフォーマーとして、点描画の一つのピクセルのように場に溶け込み、振付家としてはビジュアルアーティストとのコラボレーションを通じて、作品に言葉にならない表現(エクフラステイック)を取り入れる。KDコンサバトリー・カレッジ(テキサス州)で演劇を学び、ベニントン大学(バーモント州)でインターディシプリナリー・パフォーマンスを学ぶ中で、山﨑広太、西村未奈に師事。現在は関西地方を拠点に活動。

西村未奈|Mina Nishimura
山﨑広太に舞踏・即興ダンスを師事。禅思想を背景とした導管としての身体や知覚の揺らぎを基点に多様な身体活動を行う。穴を掘ったり空を飛んだりゾンビになったり。先鋭的な振付家、演劇・美術作家との共同制作多数。他、SIAとの共演やMiu Miu短編映画、映画「アフター・ヤン」など。’17米ダンスマガジン ベストパフォーマンス賞、’19現代芸術財団賞受賞。’21〜’23 Danspace Projectレジデンスアーティスト。近年作に「エクソシストの反対語を探しながら、森の地図を描くこと」「ゾンビになる練習」「へーつー。」「幽閉の劇場と8感のラップ」など。米ベニントン大学所属。遠隔靈氣プラクティショナー。

モテギミユ|Miyu Modegi
6歳よりクラシックバレエを始め、高校卒業後に渡独。バレエ学校にてクラシックバレエとコンテンポラリーダンスを中心に学び、ディプロマを取得後、Budapest Dance Theaterに所属。フリーランスに転向後、2018年に帰国し、東京を拠点に活動を始める。触発をダンスの最小単位と捉え、身体との間に発生する感覚に動きを見出そうとしながら制作を行う。