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1947年生まれ。全共闘世代としての深い挫折と喪失の体験を核に文学活動を始動させた。病いや衰弱を強いる社会現実に抗いながら詩的営為を持続する真摯な姿勢には共鳴する詩人も多い。秋田生れで宮沢賢治研究家でもある吉田は、東北の土俗に親しんだ女性的で穏やかな語りの力で、現代社会にあっての魂の救済を目指そうとする。主な詩集に『花輪線へ』『原子野』『六月の光、九月の椅子』など。評論集に『顕れる詩―言葉は他界に触れている』『宮沢賢治―妖しい文字の物語』『宮沢賢治―幻の郵便脚夫を求めて』ほか。
Photo: Photo:Body Arts Laboratory