Whenever Wherever Festival 2011

パレスチナと福島を結ぶ




2011年3月11日に福島を襲った大惨事の直後、ヨシコチュウマ率いる10人のアーティストがパレスチナ自治区に渡り、1か月のレジデンシーを経て、パレスチナ人アーティストたちとのコラボレーション作品《ラマッラーでの6秒間》を発表した。1948年5月14日にパレスチナ人が故郷を占領された出来事をNAKBA(大惨事)と呼ぶ。この報告会では、「日常が失われた瞬間」という観点から福島の点とパレスチナの線を結び、《ラマッラーでの6秒間》をドキュメントでたどりつつ両地域の将来を考えてのトークと、チェルノブイリの近くでダンス活動を続けているチェラビンスク・コンテンポラリーダンス・シアターの紹介がなされた。
もっとも印象に残ったのは、何よりも福島、パレスチナも、土地、家族が奪われてしまったことの悲しみを痛感したことだった。そして、そこに懸命に生きているパレスチナの人の生活、習慣だった。

report by K.Y.


出演:中馬芳子、ルートカルチャー

2011年7月24日
森下スタジオ Sスタジオ

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Photo: Photo:Body Arts Laboratory

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