Whenever Wherever Festival 2011

パレスチナと福島を結ぶ

報告会

7/24[日] 12:30-14:30|ドネーション
会場:森下スタジオ Sスタジオ

出演:中馬芳子(振付家)、ルートカルチャー(アーティスト集団)

photo
Hugh Burckhardt

2011年3月11日に福島を襲った大惨事の直後、ヨシコチュウマ率いる10人のアーティストがパレスチナ自治区に渡った。パレスチナ人アーティストたちとのコラボ作品《ラマッラーでの6秒間》は、1ヶ月のレジデンシーを経て発表に至った。1948年5月14日にパレスチナ人が故郷を占領された出来事をNAKBA(大惨事)と呼ぶ。福島の劇的な変化を気にかけながら、日本人アーティストたちはパレスチナの現状を体験した「日常が失われた瞬間」という観点から、福島の点とパレスチナの線を結び、両地域の将来を考える。

ルートカルチャーは福島との交流がある。パレスチナが抱えてきた課題と、今から福島が抱えようとしている課題を、リンクして考えてみようと思う。アーティスト達が持っている”日常”とパレスチナと福島が共通に抱えている”非日常”の橋渡しに焦点をおいて展開していく作品《ラマッラーでの6秒間》をドキュメントで紹介し、探っていく。


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《ラマッラーでの6秒間》
msn産経ニュース記事


中馬芳子|Yoshiko Chuma
1980年にスクール・オブ・ハードノックスを創立、芸術監督を務める。NYのパフォーミングアーツ界で優れたアーティストに与えられるベッシー賞を複数回受賞。作曲家のタン・ドゥンやミュージシャンのノーナ・ヘンドリックス、美術家のアレックス・カッツ、作家の高橋源一郎など多岐に渡る分野の才能とコラボレーションを行なっている。アメリカ国内はもとよりヨーロッパ、アジア、中東でもパフォーマンスやワークショップを行い、最も革新的なコレオグラファーの一人として認識されている。
http://www.yoshikochuma.org

ルートカルチャー|Root Culture
鎌倉を拠点に2006年に設立されたアーティスト集団。1192年から1333年まで日本の首都であった鎌倉の文化、コミュニティ、住民に新しい「文化交流」の場を提供することを目的としている。温故知新、自然と革新といった相反するバリューが共存する鎌倉の魅力を再発見することを目指して何をすべきかを模索、そして行動へと。2007年には中馬芳子が訪問し、それ以来日本、アメリカ、ルーマニア、ヨルダン、パレスチナで幾多の作品のコラボレーションを続けている。
http://www.rootculture.jp

Photo: Photo:Body Arts Laboratory

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