Whenever Wherever Festival 2013

質す[ただ-す]

前後(神村恵+高嶋晋一) パフォーマンス

10/13[日]15:00-
1,000円[予約]
会場:森下スタジオ B

出演:若林里枝、神村恵、高嶋晋一

誰かに振付するとは、自分の質をそのひとに移植することだ。それにしてもなぜ、まるで言質をとるように、相手の一挙一動をなぞりながら、たえず問い質す必要があるのだろう。正しさを分別するのは、おそらくあなた本人であり、わたしはそこに但し書きをつけているだけだ。からだの質は、ただ、動きのなかにしかない。それは、ある問いに答えが返ってくるまでの隙間の時間、静止とみえるような状態のなかに、含まれている。


前後|Zen-go
パフォーマンス・ユニット
2011年メーデーに、ダンサー・振付家の神村恵と美術家の高嶋晋一により結成。身体、物体、言葉を主な素材とし、インプロヴィゼーションとコンポジションの拮抗を目指す。身体の物質性とそれを把握する際の観念性との関係を問題の主軸にすえ、ダンスと美術双方にまたがる作品を制作・発表している。ユニット名は、空間の分節のみならず時間的な区別も同時に含意するという、日本語の「前後」の特異性に因む(front & back と before & afterを兼ね備える)。
作品に《ポジション・ダウトフル》(2011)、《脱脱出、反反応》(2012、以上、blanClass、横浜)、《把っ手》(2012、Art Center Ongoing、東京)。《ムゲ》(2013、GALLERY OBJECTIVE CORRELATIVE、東京)、《exonym/endonym》(2013、Brooklyn International Performance Art Festival、ニューヨーク)。

若林里枝|Rie Wakabayashi
ダンサー
桜美林大学を卒業。在学中に、コンテンポラリーダンスに出会う。チェルフィッチュ岡田利規の書き下ろし作品に、役者として出演するなど、あえてダンスや演劇にこだわらない活動をする。卒業後は、振付家・ダンサーの手塚夏子の作品に出演。また、手塚がアドバイザーを務めた“民族芸能調査クラブ”では、愛知県東栄町に伝わる「花祭り」の舞を教わりにいき、そこでの体験が、その後の考え方などに影響を与えている。

Photo: Photo:Body Arts Laboratory

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