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2019−2021年、パフォーミング・アーツを軸とするWWFesは、3年間のプロジェクトとして11名のアーティスト・コレクティブにより運営された。
2019
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しきりベント!vol.1−3
WWFes2018の、しきられた空間での同時多発のプログラムの共立のあり方を起点に3回開催したイベント。空間と時間を「しきる」機能をそれぞれの場所で簡易的に設え、ワークショップやパフォーマンスを実施。「しきり」の可塑性が、雑多な環境の境界線上に立ち上がるプログラムを否応なく強調する仕掛けとなり、異質な物事が隣接する場で、参加者が自ら主体的な振る舞いを獲得し学びとる回路を開くことがめざされた。
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2020
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ウェネバーウェアエバー・リサーチ
フェスティバルを運営するアーティスト・コレクティブのメンバーが、WWFes2021開催へ向けてそれぞれ設定したテーマのリサーチを行い、その報告をミーティングやnoteのマガジンでオンライン発信。ダンス、演劇に加え、建築、映画を専門とする多分野のメンバーが各拠点での活動を継起的に共有した。
また、リサーチの延長上で、公開オンライン・ミーティングを2回実施。異なる場所から参加するメンバーそれぞれのプレゼンテーションそれ自体がパフォーマンスとなる、新たなフェスティバルの形態を実験した。2019年に「しきりベント!」を契機に発足し、渋谷交差点などのパブリックスペースやプライベート空間と、劇場でのパフォーマンスを交差させるBecoming an Invisible City Performance Project(BIC)の活動も活発化し、オンライン・ミーティングにプレゼンテーションで参加した。
パンデミックのなか、劇場外での生活とともにある創作の可能性を探る過程で、フェスティバルに付随して起こるコミュニケーションも含めた時空間の幅をもつ周辺・周縁領域=「らへん」というコンセプトが形成された。
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2021
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Whenever Wherever Festival 2021
都市・青山を身体を通して新たにイメージするダンス/パフォーマンス・フェスティバルWWFes2021を開催。共同キュレーターによる実験的企画「Mapping Aroundness──〈らへん〉の地図」(MA)と、山崎広太と27名のコラボレーターによる計13時間のダンス作品「Becoming an Invisible City Performance Project〈青山編〉──見えない都市」(BIC)によって構成された。
BICでは、青山のパブリックスペースで採集したスコアによるダンス作品を劇場で上演することで、都市のビジョン(=見えない都市)を現出させるフェスティバルの形態を見出した。またMAでは、主会場のスパイラルホールのほか、巣鴨地蔵通り商店街の貸店舗7daysやオンラインでもプログラムを展開し、都市に複層的に遍在するパフォーマンスのあり方を示した。
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運営メンバー:
Aokid|ダンサー/振付家/アーティスト
岩中可南子|アートマネージャー/コーディネーター
いんまきまさこ|編集者
木内俊克|建築家
沢辺啓太朗|広報
七里圭|映画監督
西村未奈|ダンサー/振付家
福留麻里|ダンサー/振付家
村社祐太朗|演劇作家
山川陸|建築家
山崎広太|振付家/ダンサー
※2019−2021年のWWFesの活動は、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京の助成により運営されました。
Whenever Wherever Festival 2021
会場協力:株式会社ワコールアートセンター
企画協力:株式会社小林プロデュース
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「Mapping Aroundness──〈らへん〉の地図」
助成:公益財団法人港区スポーツふれあい文化健康財団(令和3年度港区文化芸術活動サポート事業助成)
協力:Dance Base Yokohama
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「Becoming an Invisible City Performance Project〈青山編〉──見えない都市」
助成:文化庁「ARTS for the future!」
Photo: Photo:Body Arts Laboratory