Whenever Wherever Festival 2021

見えないダンスの実況中継

遠隔出演:手塚夏子
キュレーター:西村未奈

日時:12.23 Thu 15:00−15:30
会場:スパイラルホール


人の体って、目で見て感じる場合と、見えない部分に手を伸ばすように感じる部分と両方ある気がする。例えば電話で声しか聞こえなくても相手が泣いているのがわかる時がある。離れていても相手の体の見えない部分に手を伸ばすように感じ取ることができるのかもしれない。そんな風に目の前にいない体に手を伸ばすように感じてみたらいったいどんな風にダンスを味わうことができるだろう?暗闇に揺らめく見えない体が踊る時、あなたの拡張された触手がその体にそっと触れる。その濃密な時間。


手塚夏子|Natsuko Tezuka
ダンサー・振付家
横浜生まれ。1996年より、マイムからダンスへと以降しつつ既成のテクニックではないスタイルの試行錯誤をテーマに活動を続ける。2001年より自身の体を観察する「私的解剖実験シリーズ」始動。同年、私的な実験の小さな成果が《私的解剖実験-2》に結晶。体の観察から関わりの観察を経て、社会、世界で起きる様々なことを観察するべく実験的な試みを行う。2013年、関東から福岡県へ活動拠点を移行。2018年10月にKYOTO EXPERIMENTにて《点にダイブする》を上演。2018年4月から2021年6月までベルリンでダンス活動をしていたが、2021年現在は福岡を中心に活動している。

Photo: Photo:Body Arts Laboratory

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