盆踊りアラウンドネス
北島由記子|大石始|田中瑞穂|武藤大祐|西村未奈 ほか

リサーチ発表・トーク
日時:2月11日(土)18:00−20:30
会場:SHIBAURA HOUSE
出演:北島由記子、大石始、田中瑞穂、武藤大祐、西村未奈、ほか

ミニ盆踊り
日時:2月12日(日)
朝盆|11:30−12:00
夕盆|17:00−17:30
会場:SHIBAURA HOUSE
参加メンバー:西村未奈、Aokid、石見舟、ほか

チケット:Peatix(要事前購入)※下記は一般料金。港区・U24/O65割引あり。

  • リサーチ発表+トーク:2/11(土)|1日券3,000円|半日券(後半)2,000円
  • ミニ盆踊り(朝盆):2/12(日)|1日券3,000円|半日券(前半)2,000円
  • ミニ盆踊り(夕盆):2/12(日)|1日券3,000円|半日券(後半)2,000円
  • SHIBAURA HOUSE 2日セット券5,000円・3日セット券7,000円

東京都港区に根付く盆踊り文化にインスピレーションを受け、鎮魂のスピリット、型やリズムの条件、その地域コミュニティにおける役割など、盆踊りを取り巻くキーコンセプトをリサーチする企画。

2022年夏から、WWFesの西村未奈、Aokidらが中心となって、港区で開催されている盆踊り練習会に参加し、盆踊りに詳しい方々にお話を聞くなどの活動をしてきました。また、盆踊りらしさはどこから来るのか?いわゆる盆踊りの様相をとっていなくても盆踊りたらしめる何かを継承することは可能なのか?のリサーチとして、実験的に独自の盆踊り(のようなもの)の創作を試みています。曲の歌詞は、WWFes周辺のキーワードを組み合わせて作り、tnwhの高木生が曲をつけます。

SHIBAURA HOUSEのイベント第1部では、伝統的な盆踊りと港区限定盆踊りを皆で踊り、創作したWWFes独自の盆踊り(のようなもの)も併せて発表。第2部では、トークゲストの方々にWWFes盆踊りの講評を頂きつつ、盆踊りのエッセンス、についての座談。そこから、盆踊りのもつ地域性やコミュニティでの役割などについて、話を展開して頂きます。

トークゲスト
北島由記子
大石始
田中瑞穂
武藤大祐(モデレーター)

盆踊りリサーチ・創作
西村未奈(企画・リサーチリーダー)
Aokid(リサーチメンバー)
石見舟(リサーチメンバー)
高木生(作曲)

リサーチ協力
北島由記子(創作アドバイザー/盆踊りキュレーション)
田中瑞穂(創作アドバイザー)

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北島由記子インタビュー
「盆踊りガガガガガ」「愛と勇気で踊りましょ」「盆踊りの必要条件・構成要素」の田中瑞穂さんとお話をしました!


北島由記子Yukiko Kitajima
人と地域を元気にする盆踊り実行委員会主宰。西麻布霞町町会理事・婦人部長、港区観光大使。港区の、庶民の生活に根差した古いご当地盆踊り曲を発掘し、保存継承し続け、既に45曲を復活させる。また、新しくできた街の人と人の絆を深めるためのツールとして『高輪Gateway夢拍子〜二十六夜待ち〜』『竹芝絵巻―時空を超えて―』他新たに制作。盆踊りは踊りの輪に入ると踊りを通じて見知らぬ人と会話する機会が増える。ひいては地域に顔見知りが増え、発災時の共助、協助にも繋がる。盆踊りは地域の力を掘り起こす大きな原動力になる。

大石始Hajime Ohishi
1975年、東京都生まれ。文筆家・選曲家。旅と祭りの編集プロダクション「B.O.N」主宰。音楽雑誌編集部を経て、2007年よりフリーの文筆家としてさまざまな媒体で執筆。これまでの主な著書に『ニッポン大音頭時代』(河出書房新社)、『ニッポンのマツリズム』(アルテスパブリッシング)、『奥東京人に会いに行く』(晶文社)、『盆踊りの戦後史』(筑摩書房)など。2022年11月には屋久島の古謡「まつばんだ」の謎に迫る新刊『南洋のソングライン 幻の屋久島古謡を追って』がキルティブックスから刊行された。現在の連載は月刊「東京人」の「まちの記憶、音の風景」など。オンラインラジオ「WAH! Radio」の番組「folkloric」の選曲も担当している。

田中瑞穂Mizuho Tanaka
1982年生。2010年頃から現代美術/パフォーミングアーツ鑑賞批評サークルに参加。2015年頃から文章創作を始め、同時期に夏の名古屋の盆踊りにて頻繁に踊り出す。2017年からは盆踊り関連の自主製作本を断続的に刊行。書くことと踊ることが相互連関している。自主刊行物として、盆踊りコラム/エッセイZINE「愛と勇気で踊りましょ」1~4号、自主編集誌「盆踊りの必要条件・構成要素」。「第16回AAF戯曲賞」「かながわ短編戯曲賞2020」「同2021」「同2022」にて最終候補。演劇公演「なめてさわぐ(2021年)」に戯曲を提供。

武藤大祐Daisuke Muto
1975年生まれ。ダンス批評家、群馬県立女子大学文学部准教授(美学・舞踊学)、振付家。近現代アジア舞踊史、および振付の理論を研究している。共著『Choreography and Corporeality』(Palgrave Macmillan、2016年)、『バレエとダンスの歴史』(平凡社、2012年)など。主な論文に「芸術化された舞踊としての『日本舞踊』」(『群馬県立女子大学紀要』44号、2023年)、「デニショーン舞踊団のアジア巡演におけるヴァナキュラーな舞踊文化との接触──インドの『ノーチ』と日本の『芸者』をめぐって」(『舞踊學』43号、2020年)など。「三陸国際芸術祭」海外芸能プログラムディレクター。

西村未奈Mina Nishimura
山崎広太に師事する一方、禅思想の影響を受けながら自身の作家活動を展開する舞踊家、ダンスアーティスト。米ダンスマガジンベストパフォーマンス賞(2017)、米現代芸術財団賞 (2019)。Danspace Projectレジデンスアーティスト(2021-22)。近年の発表作品に「みんなで消えてみること」(2021)、「森の地図を描きながらエクソシストの反対語を探すこと」(2022)、「たとえば、『未来からきた。』とゆってみること」(2022)。米ベニントン大学MFAフェローを経て、2021年より同大学、専任講師。

by ShinichiroIshihara

Aokidアオキッド
ブレイクダンスをルーツに持ち東京造形大学在学中よりダンスにおけるインプロビゼーションを起点とし、言葉や音楽、ドローイング、イベントといった方法へとその手法を拡張し。舞台や紙上、あるいは都市へとスケールを変形させながら活動を展開する。『Aokid city』(2012~)、『どうぶつえん』(2016-)、『ストリートリバー&ビール』(2019-)などのプロジェクトを展開。

石見舟Shu Ishimi
演劇研究。1990年東京生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科独文学専攻後期博士課程単位取得退学。ドイツ・ライプツィヒ大学演劇学研究所博士課程に留学後、現在は各大学非常勤講師。専門はドイツ演劇学。特にベルトルト・ブレヒトやハイナー・ミュラーの作品研究、演劇の政治性、亡霊論、風景論。博士論文『風景のなかの演劇――ハイナー・ミュラーの作品と能楽との潜在的出会い』を準備中。主要論文「〈今ここ〉からずれる風景――ハイナー・ミュラー『ハムレットマシーン』を例に」(平田栄一朗、針貝真理子、北川千香子共編『文化を問い直す』彩流社、2021年、165-188頁所収)など。翻訳、ハンス・ティース=レーマン著「ハイナー・ミュラーの亡霊たち」(『研究年報』特別号、慶應義塾大学独文学研究室『研究年報』刊行会、2021年)など。
http://web.flet.keio.ac.jp/~hirata/Profis/Ishimi_Profi.html

高木生|Arata Takagi
ミュージシャン。tnwh、noobtastic他で活動。2013年四谷アート・ステュディウム マエストロ・グワント受賞。

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