Whenever Wherever Festival 2010

結ぶダンス

名古屋唯彰
キュレーター:金野邦明

カワムラアツノリ
キュレーター:坂田有妃子

川谷まり子
キュレーター:高橋智子

加藤みや子
キュレーター:江原朋子


Showcase 1
名古屋唯彰さんの、剣を持っての徹底した武道のダンス。程よい緊張感と、空間の冷たさが凍み渡り、それと逆行して、身体が時間とともに熱を帯びて来たところで剣を振りかざし終了。
カワムラアツノリさんのは、そこはまさしくJudsonだった。嬉しかった。

Showcase 2
「くじ引きラボ」が余りにも実験的なので、その後のオーソドックスなモダンダンスの「結ぶダンス」のプログラムの繋がりは良くないと反省。
川谷まり子さんの作品は、ほとんど後ろ姿で踊るので、トリシャの絶対に後ろ姿で踊る作品を彷彿させたが、作品構成が全て音楽に担われているために陳腐に見えてしまう。残念。
加藤みや子さんの作品は、素晴らしいコスチュームと共に、全て上半身の流れるムーブメント。時々静止した状態、間を感じる身体によって身体のランドスケープがわきあがる時間が欲しかった。

report by 山崎広太


《結ぶダンス》

7月4日
名古屋唯彰《斬月》
カワムラアツノリ《髑髏(どくろ)》

7月9日
川谷まり子《ホネと屑》
加藤みや子《骨の花(《骨の花》より抜粋)》

アサヒ・アートスクエア

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Photo: Photo:Body Arts Laboraotry

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