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日本が大災害に遭遇し、それによって何を思ったのか? 災害から現在に至るまでの体験談、レポート、それから、どのように過ごし、どのような活動をしているかを共有すること、確認は、将来においてとても重要なこと。出た問題を振り返ると以下。
取り返しのつかなくなってしまい、もう二度と3.11前に戻ることができなくなった日本をどうするのか。核燃料を処理することができないにもかかわらず原発を推進する姿勢。福島原発対処に追われ、津波災害の復興がなかなか進まない現状。被災地とそうではない地域との温度差。誰もが責任逃れの戦後からの変わらない体制。まったく見えない放射能の恐怖。放射能汚染情報を自分でリサーチしなければいけない。こんなに大多数の方々が亡くなっているのに何も動けない仏教会。櫻井さんの、ご家族を亡くされた悲しい出来事と、いまだに復旧できなく苦しい生活が続いている現状。熊谷さんのいわき市での積極的な活動と、福島の風評における苦しい現状。金野さんの、栗原市と三陸海岸と「お茶碗プロジェクト」に参加してのレポートなど。こういうことを普通に共有しなければいけないことの必要性を感じた。ジャーナリストの山本さんは、写真展示においても被災地での「喪」の問題を問いかけた。
report by K.Y.
出演:金野邦明、熊谷乃理子、櫻井ことの、山本宗補
2011年7月24日
森下スタジオ Sスタジオ
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関連企画 山本宗補写真展
2011年7月21日-28日
森下スタジオ Sスタジオ前ラウンジ
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Photo: Photo:Body Arts Laboratory