Whenever Wherever Festival 2010

Exploring Performances Experimentally = EPE




岡﨑乾二郎さんの「DekNobo et Duet」の後、河村美雪さんのスピーチ。ここに至るまでの河村さんの経緯の説明から始まって、動きが生命を作る複雑系操作。今回は、映像でなく音で実現した。時間が推移するにしたがって、増殖し何かが立ち上がる心地よさを感じた。しかし、その舞台上で登場しているダンサーのポテンシャルが余りにも低く。急遽、僕の独断で、岡﨑さんと池上さんの対談に持ち込んだ。こうしたことによって、本来、ここでのパフォーマンスの本質が崩れてしまったことに、岡﨑さん、池上さんにお詫びを申し上げます。しかし、普段聞けない、二人の会話。そして、それからのダンサーの意識は変わり、良くなったことに安堵。二つのプログラムがセパレートになり、それをお客さんが、横断できることが理想だった。

一方、ダンス、または身体は全てのジャンルに通低しているものであり、このように、多方面からの、身体へのアプローチの試みをできたことの喜び。そして、今後も、このようなプログラムを続けていけたらと思っています。このプログラムに於いて、大勢の方々が関わりました、感謝を申し上げます。

report by 山崎広太


《Exploring Performances Experimentally = EPE》
企画・出演:河村美雪
出演:池上高志、神村恵、トチアキタイヨウ、捩子ぴじん
音響プログラマー:大海悠太(東京大学特任研究員)、松本昭彦
制作:渡辺タケシ

2010年7月5日
アサヒ・アートスクエア

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Photo: Photo:Body Arts Laboratory

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