Whenever Wherever Festival 2012

「病める舞姫」テキストによる作品

ノーテーションシリーズ II

5/25[金] 20:00-
1,000円[予約
会場:森下スタジオ Sスタジオ

出演:田辺知美、川口隆夫


舞踏の創始者、土方巽(1928-86)の著書『病める舞姫』をテキストに、言語感覚と身体表現との関係、辺境における身体などをそれぞれの解釈で浮かび上がらせる。『病める舞姫』をノーテーション(舞踊譜)にすることで、舞踏のメカニズムの普遍性を探る。(キュレーター:田辺知美)

土方巽のテキスト『病める舞姫』を考察し、そこからインスパイアされた作品を上演する。秋田に生まれた土方が発見した、東北的なものの風景や条件とは何だったのか。その身体表現、あるいは言語的な感覚との関連を探り、辺境を身体から浮かび上がらせる。また、言葉と密接に結びついた舞踏のメソッドの成り立ちを、「病める舞姫」をノーテーションにすることで普遍的に捉える試み。
昨年に続くプログラムであり、WWFes 2012では「ノーテーションシリーズ」として、同日のもう一つのプログラムとともに、「言葉と身体」のテーマを引き継ぎながらスコアとパフォーマンスの距離を問うシリーズへ展開します。


田辺知美 |Tomomi Tanabe
舞踏家
神領国資、大森政秀に師事。1985年「イプシロン」神遊館。1987年「舞踏新人シリーズ」テルプシコール。1989年よりダンス白州に参加。1997年より毎年「金魚鉢」シリーズ公演。多摩地区の助産師として活動中。


川口隆夫|Takao Kawaguchi
ダンサー/パフォーマー
1991年より吉福敦子らとATA DANCE を立ち上げ、ダンスを始める。96年より「ダムタイプ」に参加。並行してソロパフォーマンス。2003年以降は音楽とアートの領域をまたぐアーティストとのコラボレーションを、08年5月からは「自分について語る」をテーマに《a perfect lifeシリーズを展開中。ジャンルに囚われず、常に新しい表現方法やテーマを模索するパフォーマンス作品を目指している。主な作品に《ディケノヴェス》(03)、《D.D.D.》(04)、《グッド・ラック》(08)。他に07年より藤本隆行(ダムタイプ)、白井剛(AbST)、rhyzomatiks のメンバーとともに《true/本当のこと》。香港のディック・ウォン、映画監督の今泉浩一とともに《Tri_K》(10)、真鍋大度らと《TABLEMIND》(11)など。


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2011


Photo: Photo:Body Arts Laboratory

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