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7/1[水]19:30-21:45
500円
単に「踊る」ことと、それを「上演する」こと(パフォーマンス)を、ひとまず区別してみます。パフォーマンスとは、単なる行為ではなく、行為する人とそれを見る人との関係の中で何らかの「意味」を作り出したり、変化させたりする行為だといえます。ではこのパフォーマンスと、ダンスはどうつながるのか? その問いへの準備段階として、まず「パフォーマンスするとはどういうことか」を、日常生活の中の様々な事例をもとに考えます(あらゆる身体についてまわる社会的役割、ジェンダー、民族性など)。その上で、特にアジアのコンテンポラリーダンスを取り上げ、「ダンス」が「パフォーマンス」としてどう機能するのかを見てみたいと思います。
武藤大祐|Daisuke Muto
1975年生まれ。ダンス批評家。群馬県立女子大学専任講師(美学、ダンス史・理論)。共著に『Theater in Japan』、論考に「差異の空間としてのアジア」「反スペクタクルと無意味の狭間」など。『シアターアーツ』および『MOMM』(ソウル)にて時評を連載中。2008年よりIndonesian Dance Festival キュレーター。
Photo: Photo:Body Arts Laboratory