Whenever Wherever Festival 2009

ひらく会議



トピックス

・西洋の舞台芸術と比べて、日本の古典芸能ではパフォーマー/オーディエンス間の距離が比較的近い(例:能、茶道、初期の古典的な文楽)。
・観客に対する考察:人間の身体によって行われ、liveで起こっているダンス・パフォーマンスよりも、映画(fiction, story, filmed)の方を好んで観に行く人の方が多いという事実。及び2千円、3千円を超えるダンス・パフォーマンスのチケット代に対する議論。
・イベントとしてのパフォーマンス vs 日常の中にあるパフォーマンス、及びロングラン上演に関する議論。
・文化、芸術/芸能の一極集中化(東京中心)への危惧と地方分権の重要性(東京を離れて、地方で活動することを希望するアーティストが多くいる)。
・コミュニティーについて。アーティストはもっと地域とのつながりを持つべき/持ちたい、と考えている?
・国内において、知名度、権威などを得ていくプロセスに関する議論(コンペティションの現状など)。
・政治が文化面に対してつながりをもっていない現状、あるいは政治家が文化/芸術に興味を示さないことへの危惧。
・国会での立法プロセス対する批判:民意が反映されない現状、アーティスト自身が政治に対しても声をあげていくべき、等。

その他、助成金に関する現状や問題点、上演劇場の大小の是非、情報共有の機会/手段の確立(webサイト、フェスティバル、メーリングリスト)などについても、発言がありました。

report by 名生綾音


出演:
岩渕貞太
大橋可也
武元寿賀子
手塚夏子
羊屋白玉
平原慎太郎
山縣太一
山崎広太
ユン・ミョンフィ
ほか

2009年7月10日
森下スタジオ Bスタジオ

more info

Archive
2019
2018
2013
2012
2011
2010


Photo: Photo:Body Arts Laboratory

背景画像を表示