Whenever Wherever Festival 2025

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イントロダクション

港区の風景とダンスが共存する、パフォーマンス・フェスティバル

Whenever Wherever Festival(WWFes)2025は、東京都港区のパブリックスペースや、港区立の施設などの会場でおこなわれる、ダンス/パフォーマンス・フェスティバルです。

ダンサーや振付家を中心としたアーティスト・コレクティブが運営するWWFesは、多数のアーティストらと協働し、実験的なプログラムを特徴とするフェスティバルを2009年より開催。今回は、5組6名のゲストキュレーターと共に企画をおこないます。

WWFes2025では、2024年11月より港区の複数の場所、主に区民センターなどを起点にしてワークショップやワーク・イン・プログレス(WIP)が進行します[*1]。そして、それらの一部成果発表やショーケースで構成されたイベントを、SHIBAURA HOUSEとリーブラホール(港区立男女平等参画センター内)を中心に2025年2月に実施し、さらにその後、トークシリーズで振り返りつつフェスティバルの可能性を掘り下げます。

WWFesは、場所と記憶と身体が浸透し、時空を越えて重なりあうような領域を、「周辺」を意味する〈らへん〉と名づけて主題化し、港区エリアで過去2回展開してきました[*3]。それは公園などの野外の場においても、新たなパフォーマンスの形態を見出そうとすると同時に、オルタナティブなプラットフォームを探る試みでもありました。

WWFes2025の探求は、その延長上に位置します。最大公約数的なあり方に収まりきらない、周縁的なアーティストらによる、独自の身体表現を伴う作品や思考の交換を通して、共生や社会を捉え直そうとすること。その実験には、無数の異なる、固有の時空間が内包されているはずです。そうした非同期的な生が、包括的(インクルーシブ)ではない方法で同期する瞬間を想像し、掴みとるための手がかりとして、掲げたコンセプトが「1秒に1秒進むtime machineを一緒につくるということ」です。

* 1──4つのワークショップ・WIPを開催。
* 2──場所を身体が横断するとき、知覚や記憶を伴って場所周辺に形成される固有の環境を指して、フェスティバルのコンセプトに据えた言葉として、〈らへん〉=アラウンドネスを提示。

* コンセプト「1秒に1秒進むtime machineを一緒につくるということ」はこちら

開催情報

Whenever Wherever Festival 2025
共生と社会と〈らへん〉
1秒に1秒進むtime machineを一緒につくるということ

期間・会場:
2025年2月1日(土)SHIBAURA HOUSE
2025年2月9日(日)リーブラホール(港区立男女平等参画センター)
* ワークショップ・プレイベントは2024年11月から港区各所で始動

WWFes2025キュレーター:
Aokid|岩中可南子|五月めい|西村未奈|山崎広太

ゲストキュレーター:
木村玲奈|たくみちゃん|チーム・チープロ|宮下寛司|吉田拓

テクニシャン:河内崇
音響(2月1日):齊藤梅生
照明(2月9日):三枝淳
記録(写真・映像):酒井直之
グラフィックデザイン:松本直樹
ウェブサイト:中村泰之
制作:岩中可南子、林慶一

主催:一般社団法人ボディアーツラボラトリー
共催:(公財)港区スポーツふれあい文化健康財団〔Kissポート財団〕

特設サイト

https://bodyartslabo.com/wwf2025

* チラシPDF
* プレスリリース

記録/レビュー

木村玲奈 – 前編|クリエーション記録《ダンスタイムカプセル》滞在制作 @芝の家
木村玲奈 – 後編|クリエーション記録《ダンスタイムカプセル》滞在制作 @芝の家

山﨑修平 – 20250209終わらないダンスのために
山崎広太《ウェンウェアダンス》レビュー

河野咲子 – 蓬 髪
《幽閉の劇場と8感のラップ》レビュー/小説

宮下寛司 – インターウニ勉強会♯2レポート

権祥海 – new genショーケースにおける身体表現の探索と挑戦

神村恵、アグネス吉井、黒田杏菜、山縣太一、萩原雄太&王梦凡、西村未奈 – 《Not about Judson in Tokyo》ポストパフォーマンストーク

Photo: Photo:Body Arts Laboratory

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