Whenever Wherever Festival 2010

福留麻里・高嶋晋一|内と外をひっくり返し合いながら対話する

背中合わせで喋り合う・隣り合わせで放り合う・
向かい合わせで反らし合う・離れ合わせで掴まり合う

セルフ・コーチング

6/13[日]16:30-18:30
6/20[日]16:30-18:30
6/24[木]17:30-19:30
各2,000円

身振り、詩、道具、林で拾ったもの、図表、今痒い箇所、会話で残った会話以外、物差し、街で撮った(盗った)もの、宛先不明で戻ってきた手紙、逆立ちの際に重さのかかっている点等、様々な断片的素材を用意し、一端それらを、指示する側(楽譜?)とそれを実行する側(楽器?)に分けることから作業を開始します。
あらゆることをパフォーマンスとして捉え、置き換えようとしたとき、どんなことが生じるのか(そこでは動いているものと止まっているものの区別すら危うくなります)。様々な関係性や違和感を捕まえながら、その先にある形を探っていく作業を試みます。それは、身体の内側の感覚をほぐしかき回して外側に置き直すことと、外にあるものを欲求の素、行為の指針として捉え直すこととの、交換の試みとも言えるのかもしれません。


福留麻里|Mari Fukutome
1979年東京生まれ。2001年より新鋪美佳と共に身長155cmダンスデュオ「ほうほう堂」として活動。2人という関係性を軸にした作品制作をはじめ、美術館や船の上、カフェ等、舞台空間以外での作品上演もさかんに行ない、日常の延長線上にあるダンスの振幅を探っている。「ほうほう堂」の活動と並行した個人活動として、木佐貫邦子、神村恵、山下残、捩子ぴじん等の作品にダンサーとして参加。また、ソロ作品の上演や朗読パフォーマンスの試み等も行なう。

高嶋晋一|Shinichi Takashima
美術作家。1978年東京生まれ。2008年四谷アート・ステュディウム最優秀アーティスト賞受賞。主な展覧会に「インターイメージとしての身体」(山口情報芸術センター、2009)、「Flight Duration」(gFAL、2009)、「We Dance」(横浜市開港記念会館、2010)など。また「We Danceプレ企画 ワークショップ 試行と交換」(コーディネーター:手塚夏子)にもファシリテーターとして参加。

Photo: Photo:Body Arts Laboratory

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