Whenever Wherever Festival 2011

北村明子|戦う身体のテクニック─遠くて近いダンスと武術の関係

武道+テクニッククラス

7/10[日] 16:00-18:00
7/11[月] 13:00-15:00
各2,000円

会場:森下スタジオ Sスタジオ

戦う身体は美しく、武術は身体同士のコミュニケーションの最も洗練された形ともいえます。
私がこよなく愛するインドネシアの伝統武術、プンチャック・シラット(Pencak Silat)は1000年以上の歴史を持ち、心身を磨き、素手・素足で戦う格闘技です。
その流派の一つ、プリサイ・ディリ(Perisai Diri)派のテクニックには、格闘競技、護身法、型、演武などの多様な側面があります。このクラスではそれらの一部を紹介し、身体のフォーカスのおき方や動きの緩急の作り方を考えます。アジアの武術の重心の取り方や空間へのアプローチ、皮膚や身体部位の重さを感じ取ることにも繊細に注意を向けて、研ぎ澄まされた身体感覚をダンスの動きへと昇華していきます。


北村明子|Akiko Kitamura
振付家・ダンサー、信州大学人文学部准教
早稲田大学入学後、Leni-Basso結成。1995年文化庁派遣在外研修員としてベルリンに留学。2001年Bates Dance Festival(USA)委嘱ソロ作品《Face_Mix》発表。03年American Dance Festival(USA)委嘱作品《Enact Oneself》はThe Independent Weekly紙、ダンス・オブ・ザ・イヤーに選ばれる。01年代表作“finks”は多数の都市にて上演され、モントリオールHOUR紙2005年ベストダンス作品賞を受賞。05年ベルリン「世界文化の家」からの委託作品《ghostly round》は世界各国で上演し絶賛を得た。
ACE dance&music(英)への振付《SKIN PROJECT》(07)、Artzoyd(仏)へのビデオオペラ《KAIRO》(09)、 《The Black Particles》(10)に振付・出演。演劇、映画、オペラなど他ジャンルへの振付も行っている。2011年7月、ACEdance&music からの再オファーにより、委託作品創作のため渡英予定。

Photo: Photo:Body Arts Laboratory

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