Body Arts Laboratoryinterview

居場所についてのインタビュー

現在、東京都国分寺市にある古いマンションの一室を改装し、小さいスタジオを作るプロジェクトを行っている、ダンサー・振付家の神村恵さんのインタビュー。スタジオ改装のお話を中心に、環境と身体のこと、最近の興味のことなどおしゃべりしました。[福留麻里]

居場所についてのインタビュー
WWFes2021で福留麻里キュレーションのオンライン企画として行なったインタビューシリーズを会期終了後も継続します。生活する場所、ダンスなどのコミュニティ、劇場やイベントなどあるいっときの居場所、創作における抽象的な居場所など、さまざまな「居場所」を巡って、独特な取り組みをしていたり、考えていたりしそうな方々に、半ば雑談の延長でお話を聞いていきます。

これまでのインタビュー
黒田杏菜|大城真|2021.12


収録日|2022年4月26日

関連イメージ

《西国分寺スタジオ
プロジェクト》
2022−
発案:神村恵
設計・監督:山川陸
改装メンバー:神村恵、
木村玲奈、土屋光、
前澤秀登、村社祐太朗 ほか
電気工事:坂川弘太
助成:公益財団法人
セゾン文化財団

神村恵
《彼女は30分前には
ここにいた。#2》
国際芸術センター青森
2020
Photo: Kuniya OYAMADA

山川陸・神村恵・美山有
《景丘の家になってみる》
presented by
THEATRE for ALL
景丘の家
2022
Photo: 景丘の家

福留麻里
《まとまらない身体と》
スタジオイマイチ
2022
Photo: 森本菜穂子


神村恵Megumi Kamimura
振付家・ダンサー。2004年より自身の作品の振付・上演を開始し、国内外で公演を行う。身体を物質、言語や他者との関係など様々な側面から観察し、再構築する作品を制作する。ソロでの活動に加え、高嶋晋一との「前後」、津田道子との「乳歯」など、美術家とのユニットとして、ダンスに収まらないパフォーマンス作品も発表している。近年の主な作品に、「Strange Green Powder」(フェスティバル/トーキョー19、東京、2019)、「彼女は30分前にはここにいた。#2」(国際芸術センター青森、青森、2020)など。2021年度よりセゾン文化財団、セゾンフェローII。
http://kamimuramegumi.info/studio_project/

福留麻里Mari Fukutome
ダンサー・振付家。2001年より新鋪美佳とダンスデュオほうほう堂として活動。’14年ソロ活動開始。劇場での作品発表、川原、公園、道等、様々な場所でのパフォーマンスやワークショップ、他分野作家との共同制作、からだを巡る小さな指示書を配信する「ひみつのからだレシピ」(BONUSとの共同企画)等、いくつもの関係性とやりとりから生まれる感覚や考えや動きを見つめ紡ぐ。最新作は、小さな記憶や物語、出来事の宿る媒体としての10秒前後の振付を採集し思い出し忘れる、ずっと終わらない作品「まとまらない身体と」(2022)。2020・2021年度セゾンフェローI。2020年より山口県在住。