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第1回|2010年6月25日(金)
参加者:Jija / JOU / mina

消費とWWFesをどのようなかたちでリンクすることができるか?

提案
これを受けて自分の中に思い浮かぶ質問を少し時間をとって言葉にし、ノートに書き出す。一人がパフォーマーになり、そのパフォーマーに向かって、自分の書き出した質問を投げかける。投げかけられる質問はどれも明確な一つの答えが出せない、複雑で抽象的なもの。パフォーマーはそれを身体で思考し、その思考プロセスを即興的、即時的に身体で体感、体現する。

出された質問の例
– 私たちがWWFesにおいて消費しているものは?またし得ないものは?
– 無駄な消費と、有意義な消費の違い
– 無駄な無消費と、有意義な無消費の違い
– 消費されるためにはどうしたらよいか?
– WWFesにおける消費のスピードと方向性
– 無消費を欲望するってどういうこと?
– WWFesにおいて消費者は誰か?消費の役割は?
– 無消費はダンスで表現できるのか?
– WWFesと消費の関係を図で表してください。
– 砂漠を目に見えるようにするってどういうこと?
(プロジェクト説明Inconsumavil is to make the desert visibleに対して)
– 既にあるものを喚起するとはどういうこと?その価値はどこにあるのか?
(プロジェクト説明Inconsumavil is to emerge what was already thereに対して)
– WWFesと消費を切り離してください。

フィードバック、ポストディスカッション
– 質問を受けて頭でぱっと答えが先に浮かんで動くのと、どういうことだろう、とわけのわからない状態で動くのでは、身体の感じが全くちがう。
– 同じわけのわからない質問でも、身体がぱっとはまるものと、そうでないものがあった。
– 資本主義社会の枠で消費というと、ネガティブなイメージだけど、ダンスにおいては、エネルギー、情熱の消費など、ポジティブにも捉えることができる。

WWFesが消費されるためにはどうしたらよいか?

引用
ジャン・ボードリヤール「消費される物になるためには物は記号にならなくてはならない(我々は直接、物とは関わり合えない)」。

提案
WWFesのロゴを考えよう。それぞれが、WWFesのロゴと、短いタイトルのような言葉を、考える。デザイナーに、プレゼンを行うという設定で、それぞれ、そのロゴに対するプレゼンを、ダンスでカメラに向かって、行うというのは?デザイナーに送るプレゼンビデオという設定での映像作品?実際、それを、プロのデザイナーさんに送っても良いかな?


*Inconsumavil (Inconsumable)
Inconsumavilは巡回アート・プロジェクトです。東京では、WWFes関連企画として実施。 

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